未成年のタバコ・大麻?・50代の家出・車検切れ…県警「職務質問」専門部隊の目 犯罪を未然に防ぐ【新潟】スーパーJにいがた1月24日OA

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  • Опубликовано: 16 окт 2024
  • パトロール中に警察官が行う「職務質問」。新潟県警に、そのスキルを磨く専門の部隊があります。多い時は1日50人に声をかけるという知られざる業務に密着しました。
    警察の職務質問は、未成年の補導、無車検などの道路運送車両法違反など多岐にわたります。不審な動きを見逃さず、犯罪の未然防止につなげます。
    新潟県警・職質指導警ら隊「通称:職質指導班」。職務質問のスペシャリスト15人が所属しています。
    ■職質指導警ら隊 青山 貴 指導官
    「地域警察官約1400人の中から選ばれた少数精鋭のエース部隊であります。声かけや職務質問活動を通じて、隊員自らも検挙活動及び抑止活動を行い、またその技術を他の警察官にも指導し、警察官を育成する場所になります。」
    菊地亜美警部補(33)。4年、刑事のキャリアを積み、昨年度、職質指導班に配属されました。
    ■職質指導警ら隊 菊地亜美 警部補
    「職務質問っていうもの自体が、やっぱり起きていない、事件が発生する前にそういった犯罪を、見つけ出す、浮き彫りにさせるっていうことができる唯一の手段だと思います。非常に必要なスキルだと思っております。」
    この日は新人警察官への指導。新潟暑の佐藤七瀬巡査が同行します。
    ■顔合わせ
    「きょう実際に声かけの様子とかを見てもらって、こういう風にやればいいんだなと思ってもらえればなと思いますんで。」
    パトロールの前に、声かけのシミュレーションも。
    ■新潟署 地域課 佐藤七瀬 巡査
    「警察学校でも、職質指導班の方からは指導受けてたりするんですけど、また現場に出てから見方も違ってくるので、今日はいっぱい吸収できたらなって思っています。」
    パトカーに乗り込み、まず向かったのは、コンビニエンスストアの駐車場。
    ■声掛け
    「パトロールで回っていまして、下向いていたので具合悪いのかと思って。」
    次々に声をかけていきます。
    コンビニは重要な巡回先の一つ。回るだけでも防犯になり、さらにパトカーから降りて様子を見ることも大事だといいます。
    一方、声をかける行為が、全て「職務質問」というわけではありません。
    ■職質指導警ら隊 菊地亜美 警部補
    「声をかけるっていうだけ。そこで職務質問をするというわけではなくて、安全確認のためにお声がけするっていう形です。」
    話をする中で、不審なことがあった場合に限り、警察官職務執行法に基づいて職務質問に切り替えます。
    ■職質指導警ら隊 菊地亜美 警部補
    「最初は体調が悪そうに見えたりとか、交通指導の目的でお声がけさせていただくことがほとんどですので、最初から何か犯罪を疑って声をかけるっていうケースは、ほとんどないですね。皆さん本当に善良な市民の方々ばかりですので。」
    午後1時半すぎ、菊地さんの目線が1台の自転車に。
    ■声かけ
    「警察です。イヤホン両耳付けてたんで。今パトロールで回ってて。」
    パトカーを見た男性が、下を向いたため詳しく話を聞きます。
    ■声かけ
    「危ないものとかなかったですかね。」
    所持品を調べたところ十徳ナイフを持っていました。
    ■男性
    「キーホルダーとして…」
    ■菊地 警部補
    「切れちゃうので人を傷つけるものにもなってしまうんですよ。キーホルダーとして付けているなら正直外してほしい。」
    口頭指導としました。更に声掛けを踏まえて、佐藤巡査に指導も。
    ■菊地警部補から佐藤巡査への指導
    「防犯登録見ました?盗んだ自転車をさらにその上から防犯登録する人もいるので自転車見つけたらしっかり確認した方がいいかな。」
    ■職質指導警ら隊 菊地亜美 警部補
    「声かけは多い時だと1日40~50人。検挙は100人声をかけても、ない時はないかなという印象です。」
    去年、県内で起きた刑法犯の検挙数は4156件。このうち、職務質問がきっかけになったのは、284件(6.8%)ありました。
    深夜の商業施設の駐車場。集まっていた若者のグループに声を掛けます。
    ■少年
    「17歳かもしれない。違うまだ16だ」
    「ガンジャも大麻もシンナーもないです」
    ■菊地警部補と少年
    「たばこね、今何歳?」「17歳」「17?親知ってるの?これだめだよね。」
    少年の喫煙を確認。両親に連絡し、補導となりました。若者の大麻所持が、職務質問で発覚するケースも多いといいます。
    ■職質指導警ら隊 菊地亜美 警部補
    「若者が結構大麻というワード自体を知っている、[リキッドがあるんですよね]とか、そういう知識を持っている、というところが非常に気になるかなとは思いました。」
    午後4時半、レジャー施設の駐車場で、菊地さんが何かに気づきます。
    車内からパトカーを見ていた男性が、菊地さんと目を合わせた瞬間、表情を曇らせました。
    ■菊地警部補
    「車検って…シールが令和5年になっていたんですけど。車検っていつ取りましたかね?」
    ■男性
    「・・・・・・・」
    市外に住む無職の50代男性。
    ■菊地警部補と男性
    「11月5日で切れてるんです。わかってました?」「まあ11月に。」
    「乗っちゃいけないんですよ。なんか理由ありました?」「…今家出中で]
    「いつから?」「春くらい、4月くらいから」
    男性は父親と意見が合わず、家出をしているといいます。
    ■菊地警部補と男性
    「今回は答申書。こういうことをしました。でももう絶対しないって紙に書いてください。レッカーをしっかり呼んで移動してください。次これ移動させたら無車検無保険・道路運送車両法違反になります。)
    男性にパトカーの中で、答申書を記入させます。
    ■菊地警部補と男性
    「車検を受けない)色々な理由あると思うんですけど。「…めんどくさくて。」
    驚きの理由を口にした男性。さらに…。
    ■菊地警部補と男性
    「無車検、前もあるんですか?この車じゃない時ですか?」「…同じ」
    反省の言葉を口にしない男性に、菊地さんは…。
    ■菊地警部補と男性
    「ご自宅も理由があるのかもしれないですけど、頼れるときは頼った方がいいと思います。魔がさしてとか、不安になって、とかないか私たち心配です。このまま生活していくとお金ないとかそういう状況くるかもしれない。それは絶対しないって約束だけお願いします。」
    このまま運転せず、レッカーを呼ぶよう厳しく指導して、その場を後にしました。
    一連のやり取りを見た佐藤巡査は。
    ■新潟署 地域課 佐藤七瀬 巡査
    「全然目の付けどころがやっぱり違って、今回見て要領がつかめたので今後もやってみたいなとは思いました。」
    1日半で、37件の声かけ。地道な活動が、市民の安全を守ることにつながります。
    ■職質指導警ら隊 菊地亜美 警部補
    「1つでも多く街頭指導、職務質問、外に出て活動することで、1件でも多くの犯罪が防げると思ってます。今後も新潟県警全体で活動していけたらと思っています。」
    2024年1月24日放送時点の情報です
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